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【ゆるめ分析】観光列車「雪月花」が只見線を走る意味とは

ゆるめ分析新潟県福島県

2026.10.16 2026:10:16:12:16:21

#ゆるめ分析#観光列車

【ゆるめ分析】観光列車「雪月花」が只見線を走る意味とは

2026年10月14・15日の2日間、えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花(せつげっか)」が、福島県と新潟県を結ぶJR只見線で特別運行されました。15日の会津若松発・小出行きに乗車し、約5時間の列車旅を楽しんできました。ssIMG_3780 - コピー.jpg
今回はインバウンドを強く意識しており「Premium Rail Cruise」と銘打って運行。クルーズ船では、乗客に対する乗組員の割合もサービスの充実度を測る目安のひとつでありますが、今回の「雪月花」は、まるでラグジュアリークルーズのような感覚。車内でのきめ細かなサービスや停車駅でのおもてなしなど、かなり充実した内容で、ゆったりと安心して旅を楽しめました。まあその分お値段もラグジュアリーでしたが...。
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「雪月花」には取材やプライベートで何度か乗車していますが、只見線を走る「雪月花」に乗るのは初めて。また、2011年の新潟・福島豪雨で被災した只見線が2022年10月に全線で運転を再開して以降、全線を乗り通すのも今回が初めてです。
只見線は、只見川に沿って走る雄大な車窓風景で知られるローカル線。一方で普通列車の本数は少なく、日帰りで全線を乗り通すには乗り継ぎなど時間的な制約があります。そんな只見線を、観光列車で旅するという、ちょっと贅沢な企画です。
秋晴れの只見線で絶景と会津の味を楽しむ5時間
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乗車した10月15日は、朝から青空が広がるいい天気。紅葉はまだこれからという印象で、むしろ暑いくらいの陽気でした。大きな窓が特徴の「雪月花」から眺める只見川の風景は、やはり雄大。川の流れや周囲の山々、集落など、次々と移り変わる風景に見入ってしまいます。
車内で提供された料理は、会津若松の料理旅館「田事(たごと)」によるもの。棒鱈煮や馬肉の八幡巻、めっぱ飯など、会津の郷土料理を盛り込んでいるほか、福島県産和牛のステーキやアワビのステーキも美味!素材も味付けもよく、箸が進みました。甘辛い煮物があるとほっとしますよね。しかもフリードリンク♪新潟のビールに日本酒、ワイン(私のおすすめ、フェルミエ!)、ソフトドリンクも地域にちなんだものでした。
途中の会津川口、只見、大白川では、それぞれ約30分停車。地域の方々による歓迎もあり、ホームに降りて交流したり、周囲の風景を楽しんだりすることができました。赤い車両と山なみに青空のコントラストが美しかったです。列車に乗ったり降りたり、時には川を眺めながら車内でのんびり過ごしていると、約5時間の旅もあっという間でした。
【ゆるめ分析】観光列車はローカル線の持続可能性につながるか
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今回の特別運行は、越後湯沢などで温泉旅館を経営する「いせん」が中心となって企画したもの。インバウンド観光のコンサルティングを手がける櫻井亮太郎さんや仙台の旅行会社も関わっています。
「いせん」は、越後湯沢駅前の「HATAGO井仙」や南魚沼の「ryugon」などを運営している会社です。今回の運行では、こうした宿泊施設と組み合わせた旅行商品も設定されました。列車には、えちごトキめき鉄道の平井社長も同乗されていて、今回の特別運行にかける意気込みが伝わってきました。

訪日外国人旅行者を意識した取り組みですが、日本人の女性同士の旅やシニア世代の旅行にもよさそうです。ローカル線で美しい景色は楽しみたいけれど、運行本数が少ない路線では、乗り継ぎや食事などが気になる人もいるのでは。その点、今回の「雪月花」はとても快適でした。ゆったりとした座席で景色を楽しめるうえ、食事やアテンダントによるサービスもあり、安心感があります。途中駅で外に出て地域の人と交流したり、買い物を楽しんだりと、気分転換できるのも魅力です。
豪雨災害から復旧した只見線ですが、今後の持続可能性も大きな課題。もちろん、観光列車を走らせるだけでローカル線の課題が解決するわけではありません。それでも、鉄道会社や宿泊事業者、旅行会社、沿線地域などが連携し、列車での移動を地域の食や文化、人々との交流と結びつける取り組みには、大きな可能性を感じます。
車内では、雪国観光圏の立ち上げに携わり、現在も代表理事を務めるいせんの井口社長から観光地域づくりについてお話をうかがう機会もあり、私自身にとっても実りの多い一日となりました。

只見線の絶景を、ゆったりと快適に楽しむ約5時間。新しいスタイルの鉄道旅が、沿線地域の活性化やローカル線の持続可能性にどうつながっていくのか、今後も注目したいところです。

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