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【ゆるめ分析】『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』舞台はどこ?

ゆるめ分析ロケ地映画

2026.08.06 2026:08:06:16:17:04

#ゆるめ分析

【ゆるめ分析】『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』舞台はどこ?

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』、初日に見に行ってきました。ちいかわの顔が判別できるくらいの知識しかない自分でしたが、とても楽しく鑑賞し、長い余韻に浸れる作品でした。以下、ネタバレ無しです。

公開直後から、SNSでは舞台や物語について数多くの考察が投稿されています。キャラクターのかわいらしさだけでなく、不穏さ、神話性、集団心理、労働、欲望、赦しといった複数の要素が織り込まれており、最後の受け止め方は観客に委ねられています。その余白があるからこそ、大人や専門家までが作者の意図を推察し、各々の知識や経験を語りたくなっているのでしょう。そして私もそのひとり。

今回は、「旅」という視点でこの作品をぼんやりと眺めてみたいと思います。作品の正解を探す記事ではありません。あくまで「ゆるめ分析」です。

モデルとなった島はどこ?
映画の舞台については、過去に発表されたストーリーをもとに、愛知県など国内との共通点を指摘する考察が多く見られます。ヤフーニュースにも取り上げられていました。こちら
また、船のシーンについては、作者のナガノ先生ご自身が、横浜の新港ふ頭でインスピレーションを得たと明らかにされています。でも、メインビジュアルには、ハイビスカスの花があるので、沖縄など亜熱帯気候の地域の可能性も...?

ネット上では、モデルになった場所や、さらに秘められた意図を探ろうとするファンはもちろん、心理学や民俗学、植物館、宗教学(あるいは神話研究)など、それぞれの専門家が作品を読み解いている記事も見かけ、なるほどと感心することばかりでした。


作品を見ながら、私が最初に思い浮かべたのはハワイやタヒチなど南太平洋の島々でした。ちなみにメイン画像はタヒチ・ボラボラ島の夕暮れ。「今日の日はさようなら」を歌いたくなります。


海岸線、手付かずの自然、木や岩を生かした人工物、そして洞窟。全体的な風景のイメージが、かつて旅したハワイやフレンチポリネシアの島々の記憶と重なったのです。


特に印象的だったのが、洞窟に光が差し込む場面でした。洞窟は世界各地で人気の観光地ですが、同時に古くから信仰や神話とも深く結び付いてきた場所でもあります。暗闇の奥へ進み、頭上から光が降り注ぐ。その光景は、美しいだけではなく、どこか神聖さや畏怖を感じさせます。美しいけれど、決して安全な観光資源ではない。映画の中でも、同様の装置でしたね。
モーレア島なども訪ねましたが、調べてみたら、未訪であるカウアイ島や画家ポール・ゴーギャン終焉の地であるマルケサス諸島のヒバオア島だとよりイメージが近いかもしれません。もっとも、秋の刊行物の締め切りを抱えている今の私が、「南の島でのんびり過ごしたい」という願望を映画に重ねていただけなのかもしれませんが...。

コンテンツ・ツーリズムの予感
作品の舞台を訪ねる行為は「コンテンツ・ツーリズム」と呼ばれています。私も映画や小説などの舞台紹介の記事を数多く手がけてきました。現在では専門の学会が設立され、旅行者の行動や地域との関わりについて研究が進められています。
また、コンテンツ・ツーリズムの魅力は、単にモデルとなった場所を確認することだけではないと考えられています。作品を通して土地に興味を持ち、地域の自然や文化、人々との出会いへ関心が広がっていくことも大きな価値の一つです。今後、『ちいかわ』も「映画のモデルではないか」と考えられる地域を訪れるファンが増えそうです。


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↑オリオンビールとのコラボで発売されていたノンアルコールビールを買ってみました。夏にぴったり♪
映画「ちいかわ」はコラボ商品やグッズ、イベントなど多方面への展開も広がっています。これほどの商業的ビッグプロジェクトでもありながら、観客一人ひとりに異なる余韻を残しているところに、ストーリーテラーとしてのナガノ先生の凄さを感じました。

前回は満席だったので、落ち着いた時間帯にもう一度ゆっくり観たいところです。ファンの方が舞台だとしている土地、そして自分が思い浮かべた島、どちらも行きたくなりました。