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絶景ゆるめ旅

【ゆるめ分析】絶景テラス人気を読み解く

新潟県

2026.08.02 2026:08:02:15:44:44

#ゆるめ分析#国内

【ゆるめ分析】絶景テラス人気を読み解く

東京は暑すぎてぐったりしています。
先日、ふと思い立って新潟県の湯沢高原へ出かけました。
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湯沢高原ロープウェイで約7分。標高約1000mの山頂駅に着くと、目の前に現れたのが「kumo cafe(くもカフェ)」と、雲の形をモチーフにしたオープンデッキ!
谷川連峰や越後三山、魚沼の田園風景を一望できます。足湯に浸かりながら景色を眺められるのも魅力です。現在のオープンデッキは2024年9月に営業を開始。オープン時に新聞の連載記事で紹介しており、その後が気になっていたのです。
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上越新幹線と関越自動車道も一望!
「絶景を見る」から「過ごす」へ
従来の展望台は、景色を眺め、写真を撮ったら次へ向かう「通過型」の観光スポットが大半でした。ところが近年増えている絶景テラスは、ソファやカフェ、足湯、ハンモックなどを備えた「滞在型」の空間です。コーヒーを飲む、足湯に浸かる、本を読む。絶景に「くつろぐ時間」を組み合わせることで、新たな体験価値が生まれます。
旅行マーケティングの視点でいえば、「滞在時間の延長」と「客単価の向上」を促す仕組みでもあります。長く滞在してもらえれば飲食や物販の利用につながり、天候によって眺望が変わる山上でも、景色を見る以外の過ごし方を提案できます。
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山頂駅の「雲の上のカフェ」
夏の山そのものが商品に
絶景テラスが人気なのは、写真映えだけではありません。猛暑が続くなか、夏の山は過ごす避暑地としても、あらためて注目されているのです。
冬はスキーやスノーボードをする人が中心ですが、夏なら、散策や植物を楽しみたいシニア層、子ども連れのファミリー、写真や動画を撮りたい若い世代なども呼び込めます。顧客セグメントの拡張ですね。
スキー場のグリーンシーズン戦略
経営面から見ると、スキー場は季節変動の課題を抱えています。スキー場は、ロープウェイやゴンドラ、リフト、レストランなど、大規模な設備を必要とする装置産業的な事業です。夏にも需要を創出できれば、既存設備の稼働率を高め、収益機会を増やせます。
絶景テラスは、もともとそこにあった「眺望」と輸送設備を組み合わせ、夏の山を新しい観光商品として再編集する取り組みともいえます。
ちなみに、お隣のGALA湯沢も同様の動きを見せています。夏季営業は1998年から行っていますが、2026年夏に「GALA YUZAWA MOUNTAIN FIELD」と営業期間を過去最長の68日間に広げ、本格的なオールシーズン化へ踏み出しました。
全国の絶景テラス
この分野の先駆けとして知られるのが、2006年に開業した北海道の星野リゾート トマム「雲海テラス」です。その後、長野県の「白馬マウンテンハーバー」など、山上で景色と滞在を楽しむ施設が各地に登場しました。
アルピナリゾーツでは、次の5施設を「テラスコレクション」として展開しています。

ザ・ヴェランダ 石打丸山(新潟県)
清里テラス(山梨県)
碧テラス(静岡県)
びわ湖テラス(滋賀県)
ザ・ヴェランダ神戸(兵庫県)

このうち石打丸山、清里、びわ湖テラスでは、もともとスキー客の輸送を主に想定していたゴンドラやリフトを、グリーンシーズンにも活用しています。いずれも地域の景観を生かし、高いところからの景観とテラス体験を旅の目的にしている点が共通しています。
「絶景を見る」から「絶景の中で過ごす」へ。この変化が、旅行者のニーズと山岳リゾートの経営課題をうまく結びつけているのでしょう。
東京からサクッと行くなら湯沢高原
湯沢高原の大きな強みはアクセスです。東京駅から越後湯沢駅までは上越新幹線で最短約70分。駅西口からロープウェイ乗り場までも徒歩約8~10分です。温泉があり、ごはんや日本酒など食の楽しみもある(個人的にはへぎそばもおすすめです)。
ロープウェイのチケットは、当日窓口より前売りWebチケットのほうが割安。宿泊施設で割引券を用意していることもあるので、事前に確認を。私は思いつきで立ち寄ったため、窓口で支払ったあとにその事実を知りました......。
なお、山上は涼しく感じても紫外線は強め。帽子や日焼け止めなどの対策はお忘れなく。