2026.06.14 2026:06:14:10:29:51
日曜朝、早起きして上越新幹線で越後湯沢へ。
目的地は、ほくほく線・まつだい駅前にある「越後まつだい里山食堂」。
「大地の芸術祭」から生まれたアートにふれられる場所です。本当は松之山温泉など宿泊するのがおすすめなのですが、急に山菜が食べたくなり、前夜に予約して出かけてみました。
「絶景を見たい。でも、無理はしなくていい」―
そんな絶景ゆるめ旅の視点で見ると、まつだい農舞台はとても心地よい旅先なのです。自分にとっては取材でもプライベートでも幾度となく訪れている場所です。

↑左が草間彌生「花咲ける妻有」、右はまつだい駅(道の駅まつだいふるさと会館)
東京から日帰りもできる、まつだい駅前のアートスポット
新潟と聞くと、東京からは遠いように感じられるかもしれません。
ですが、東京から越後湯沢までは上越新幹線約1時間、越後湯沢からまつだいまではほくほく線で約50分。
目的地はまつだい駅のすぐ近く「まつだい農舞台」の中にある食堂。
大地の芸術祭の拠点施設のひとつで、周辺には屋外作品も点在しています。
駅は道の駅併設でコンビニやトイレもあるので、待ち時間も不安なく過ごせます。
農舞台では、草間彌生さんの「花咲ける妻有」や、大西治さん・大西雅子さんの「ゲロンパ大合唱」などの野外アートが出迎えてくれます。
山菜ビュッフェで味わう、初夏の里山

ビュッフェ台に並ぶのはタラの芽やせりの天ぷら、わらびの甘酢和え、ふきのとうのピザ、あずき菜の胡麻和え、十日町産ウドの酢漬けなど。
王道から創作山菜料理まで、ほろ苦さや香りをとことん味わえる内容でした。

印象に残ったのは、ふきのとうとドライトマトの炒めもの。
山菜というと和食のイメージが強いですが、こうした組み合わせに出会うと、土地の食材の楽しみ方が少し広がります。
山菜だけでなく、鶏のから揚げや妻有ポークのしゃぶしゃぶサラダ、妻有ポークのカレーなど、しっかり食事として楽しめるメニューもありました。ご飯にはふきのとう味噌もカレーもよく合います。制限時間1時間とはいえ、食物繊維豊かな山菜をゆっくり噛んで味わっていたら、40分ほどですっかりお腹いっぱいになってしまいました。

里山の食と現代アートが同居する空間
水色の店内は、一面の窓、鏡のテーブル、天井に映り込む風景。
ここはジャン=リュック・ヴィルムートによる「カフェ・ルフレ」という作品空間でもあります。棚田や里山の緑を見ながら食事ができます。
帰りの電車の時間を確認しておくことをお忘れなく。
ほくほく線から眺める田園風景に癒されるほか、日曜でしたらほくほく線ではイベント電車「ゆめぞら号」が走ります(トンネル区間で音楽に合わせて天井に映像を投影。普通のきっぷで乗れます)。
帰りに越後湯沢駅周辺で寄り道すれば、駅ナカで買い物をしたり、温泉に入ったりすることもできます。たくさん歩かなくても、土地の味と景色を楽しむことはできるという一例をご紹介しました。
<こんな人におすすめ>
・新潟らしい食を楽しみたい人
・公共交通で行きやすい旅先を探している人
・アートと食を一緒に楽しみたい人
・予定を詰め込みすぎない旅が好きな人
・大人のひとり旅、少人数旅をしたい人
※2026年6月4日~9月中旬は里山ビュッフェを実施中(大人2,000円)※祝日を除く火・水定休 詳細は公式サイトをご確認ください。
【おすすめの1冊】
「越後妻有里山美術紀行」北川フラム(現代企画室)
サイン入りでご恵贈いただき、今回のお出かけの際にあらためて拝読しました。お出かけ前の予習にも、復習にもおすすめ。むしろ行ったあとに読んだ方が理解が深まりそうです。あの空気感は行ってこそわかります。
